業務概要
これまでに培った知識と幅広い経験を活かし、長期的かつ総合的な視点から、循環型社会及び脱炭素社会の実現を支援します。
廃棄物処理施設は、私たちの生活環境の保全と公衆衛生の向上のために必要不可欠なインフラ施設です。生活様式の多様化・高度化が進む中、廃棄物行政は公衆衛生の向上・環境保全から消費資源抑制・低環境負荷の構築による「循環型社会」の形成推進が求められています。また、近年の気候変動・地球温暖化の抑制策として、脱炭素社会への転換が世界的にも進められています。
私たちは、これまでに培った知識と幅広い経験を活かし、長期的かつ総合的な視点から、廃棄物処理施設に関する一般廃棄物処理基本計画、施設整備計画、実施計画、施工監理の幅広い業務分野を通じて、循環型社会及び脱炭素社会の実現を支援します。
業務分類
ごみ処理施設(焼却、溶融施設など)
主に可燃ごみを処理する施設は、熱的処理を行う焼却や溶融処理が多く採用され、可燃ごみを安全かつ衛生的に、減量・減容化を行う処理施設です。また、単に可燃ごみを処理するだけでなく、処理に発生する熱エネルギーを効率的に回収し発電等に利用したり、高度な排ガス処理により環境保全対策も進んでいます。
リサイクル施設(破砕、選別、保管施設など)
リサイクル施設は、自治体が分別収集した不燃ごみ、粗大ごみ、資源ごみを破砕、選別等の処理を経て、資源化業者へ引き渡すまで保管する施設です。リサイクル推進により分別項目は増加しており、それぞれの品目の性状や引き取り形態等を考慮した施設とすることが必要になります。
汚泥再生処理センター(し尿処理施設)
汚泥再生処理センターは各家庭等からのし尿・浄化槽汚泥をきれいで安全な「水」に処理する施設です。また、生ごみ等の有機性廃棄物と処理工程からの汚泥等の残渣を資源化することにより、循環型社会形成推進に寄与しています。
最終処分場
最終処分場は、廃棄物を埋め立てるための施設です。最終処分場は、廃棄物を適切に貯留する埋立地と埋立地からの浸出水を処理する浸出水処理施設等から構成されます。
廃棄物の埋立は、処理の最終手段であり、今後、埋立処分量を減らしていくためには、廃棄物削減やリサイクルなどの循環型社会の実現がより一層重要となってきます。
実施事例
名古屋市 北名古屋工場(ごみ処理施設)
所在地 | 愛知県名古屋市 |
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発注者 | 名古屋市 |
実施Data | 処理能力:660t/日 |
実施内容 | 名古屋市の北名古屋工場は660t/日の処理能力の溶融処理施設で、余熱は温水プールに供給するほか発電にも利用されています。また、PFI方式を活用し、建設だけでなく運営にも民間事業者のノウハウを活用しています。 当社では施設の整備手法の検討から事業者選定支援、整備事業のアドバイザー業務を行いました。 |
豊川市 資源化施設(リサイクル施設)
所在地 | 愛知県豊川市 |
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発注者 | 愛知県豊川市 |
実施Data | 処理能力:びん類選別施設 5.2t/日 不燃ごみ選別施設 6.0t/日 堆肥化施設 16.0t/日 ストックヤード 712㎡ |
実施内容 | 豊川市資源化施設は、不燃ごみや資源(金属・缶類、びん類)の選別を行うほか、刈草・選定枝の堆肥化、古紙古布の保管ヤードを備えた施設です。 当社では施設の整備計画、実施設計、施工監理を行いました。 |
伊賀市 浄化センター「さらら」(汚泥再生処理センター)
所在地 | 三重県伊賀市 |
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発注者 | 三重県伊賀市 |
実施Data | 処理能力:170kl/日 |
実施内容 | 伊賀市浄化センター「さらら」は170㎘/日のし尿・浄化槽汚泥と有機性廃棄物(農業集落排水汚泥)を適正に処理し、木津川へ放流しています。 また、し尿等には枯渇資源であるリンが豊富に含まれているため、処理工程でリンを回収し有効利用を図っています。 当社では施設の整備方針の検討、基本設計、設計・施工監理と施設の長期包括運転管理委託業者の選定に係る発注支援業務を行いました。 |
春日井市 内津北山最終処分場(最終処分場)
所在地 | 愛知県春日井市 |
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発注者 | 愛知県春日井市 |
実施Data | 埋立面積:24,400㎡ 埋立容量:475,000㎥ |
実施内容 | 春日井市の内津北山最終処分場では安心安全な処分場を実現するため、遮水シートの破損をリアルタイムで監視できる漏水検知システムを導入しています。 当社では調査・計画、実施設計、施工監理を行いました。 |