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0. はじめに


図0.2 典型的な土橋の図(掛川;広重)
 図0.2は、広重が描い東海道五十三次の浮世絵に描かれた土橋です。舗装部分に土を被せますのでそう呼びますが、基本構造は木橋です。橋梁工学の視点からみると、その当時の標準的な土橋の構造が分かる図柄です。欄干もありませんので、物騒な構造ですが、江戸時代までは各地に架けられていました。土橋は、現代でも、農道などの小さな橋として架けられています。

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