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14. 実践的な作文教育

14.5 筆者の作文作業の組み立て


14.5.1 執筆要項の理解から始める

 実用文書は、何がしかの定形的な書式と体裁とがあります。科学技術論文・レポートを書く場合は、見本と執筆要項を参考にします。原稿を投稿する場合も依頼される場合も、先方の書式と体裁の指定に合わせます。全体の体裁は、原稿を割り付けてみるまでは分かりません。原稿分量が多ければ削除を、また少なければ追加の作文、写真などを挿入して調整します。筆者の作文は、主に教材を作成することを目的としていましたので、執筆要項に捉われない自由な書式と体裁とで原稿をまとめていました。
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