目次ページ 前ページ  次ページ

13. 電子出版を考えた作文

13.3 目次と索引の作成技法


13.3.12 画像は別のソフトで整理する

 画像データを専門的に扱えるとなると、欲がでて、種々の機能を備えたソフトウエアを使いたくなります。閲覧媒体に取り込むときは、画像の拡大・縮小、トリミング、そして単純な画像回転の機能があれば充分です。編集の過程では、ページ全体領域を表セル)の集合として、枠単位で中身を割り付けます。最初に、閲覧媒体の寸法を決めておいて、余白、ヘッダーとフッターの寸法、段組み寸法、などを割り付けます。原稿編集用のツールは、ワードプロセッサMS-Wordが主流ですが、表計算ソフト(spreadsheet program)MS-Excelの利用も増えています。枠の外郭線を見えるように描くか描かないかの選択ができて、見易い表示の工夫ができます。この枠単位の中に文字並びと図とを入れます。横幅方向に複数の枠を並べるとき、枠の横寸法を「固定するか、可変にするか」の選択があります。固定枠にした表示例は、インターネットの閲覧ソフトの画面に見られます。全体のディスプレイは、モニタの横幅を有効に使うようなレイアウトで表示します。ただし、表示スタイル(書式)については、動的な対応に差があります。文字並びは、自動改行を効かすことができます。画像データは、セルの中に納まりがよくなるように寸法を調整する手間がかかります。参照したい元のデータが大きな画像データであるとき、部分的に参照を必要とする処理は、表示画像の拡大・縮小と、スクロール機能とを合わせて使います。CADのソフトウエアの利用、地図の検索にナビゲータを使うときに必要な機能です。
前ページ  次ページ