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12. 設計計算書の作成

12.2 写真の撮影法と管理


12.2.3 適切な解像度を選択する

写真とイラストとを含めためた画像データは、文書原稿とは別に画像ファイルとして保存し、それを適度な大きさに修正して貼り込みます。扱いが便利な画像は、できるたけ横長で見るように揃えます。標準的な寸法の大きな工業製図と高画質の写真のデジタル化データは、大きなメモリ空間を使いますので、取り扱いが面倒な事態も起こっています。そこで、実用的な画像寸法を決めておいて、大量の画像データを効率的にファイル管理をする方法の提案が必要になりました。A4版の用紙を縦位置で使うことを考えると、余白の横幅を引いて画像の幾何学的な最大寸法はキャビネ版(11.5cm×15.5cm)、最小寸法は上記の約半分、名刺版(5.5cm×9cm)です。横長のレイアウトの絵葉書(A6版;10.5cm×14.8cm)は、見易い寸法です。しかし、A4版の用紙領域のページレイアウトにはやや不向きです。
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