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12. 設計計算書の作成

12.2 写真の撮影法と管理


12.2.1 橋の写真のデータベース化

図12.4 戦前に作成された日本橋の絵葉書
 デジタルカメラは、携帯電話にも組み込まれるように大衆化してきました。その結果、自分が撮影して気に入ったデジタル写真をインターネット上に発信する例が増えました。従来から、一般の人が旅行に出かけるときは、行った先の風景そのもの、または、そこでの風景を背景にした記念写真を撮る習慣があります。その題材に橋を扱うことが多く見られます。その見本となるのは、歴史的には江戸時代の浮世絵の風景画、近代以降は地域ごとに絵葉書があります。 IT時代になって、インターネットで検索すると、橋の写真を題材としたサイトが多く見られるようになりました。これらは、写真撮影に趣味と実益を意識しているプロ級の人だけでなく、アマチュア写真の投稿も増えています。これらは、橋梁工学の専門家も重要なデータとして利用することもします。したがって、どこか、センター的なサイトがあって、そこを基地として各地の橋のデータベース情報が得られると便利です。この計画と提案は古くからありました。今世紀に入って、この実現のための環境が整いつつあります。この詳細説明は別資料にまとめました。ここでは、文書データに含めたい写真そのもののファイル化について、文書用材料として必要な情報を紹介します。

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