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11. 文章作法 |
11.3 文法的な正確さで書くこと |
11.3.9 なるべく動詞は現在形で使う |
新聞は、起きた事象を紹介する報告記事(レポート)が多いので、動詞の過去形が多く使われます。そうすると、済んだことの意味と取られ、現在はそうでない意義が強くなります。まだ続いているときは、現在形を使います。英語でwillを使う未来形は、自然にそうなることの意味よりも、その話題を取り上げたと言うことに人の意思があります。英語の影響を受けて、天気予報などに「〜だろう」「〜でしょう」と使う例があります。しかし、話す人と聞く人とが別の場所に居ることもあって、受け取る気持ち(感覚)に差がありますので、未来形は不自然に聞こえます。何かの行事の予定も、人が決めたことですので、動詞は単純な現在形で紹介します。英語では、動詞の進行形である動名詞(…ing)を使うことが好まれています。例えば、「勉強すること」を言うとき、進行形の be learningよりも、単純名詞形のlearningで引用します。不定形to learnはの形は、あまり使いません。 |
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