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10. 英語と日本語の文構造

10.1 標準語の提案


10.1.3 標準の辞書と文法書とが必要になった

 近年以降、コンピュータのプログラミングに使う人工言語を系統的に教育することが必要になって、単語の辞書と文法書との意義を、改めて理解し直す時代になりました。プログラミング言語は、擬人化したコンピュータに、何かの処理を依頼する命令文が多く決められています。それらは動詞です。動詞は目的語を必要とします。その目的語は、名詞です。細かな分類に「」の約束を決め、名前を付けます。型の種類は、整数・実数・文字並び、などです。型に合わせて中身の文字の並べ方の規則(これが文法)があります。文字の組み合わせは多様に変化しますので、数学で言う変数の性質があります。その中で、定数のように、或る一定値に約束したい提案が標準化の考え方です。

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