プログラミング言語(programming language)は、英語風(English-like)に設計される人工言語です。それは、コンピュータが実行できるように手順を記述するのですが、作文する側の人が読んで理解できること含みにします。コンピュータは意思を持たない人格と見なしますので、プログラム文は曖昧さを排除し、具体的な作業を指示する作文をしなければなりません。したがって、典型的な実用文書の骨格を持つ文書です。コンピュータに指示する作業は、以前は数値計算を主目的としました。そのプログラミングは、コンピュータ内部に擬似的な計算機械があることを想定しておいて、それを操作するような作文をします。パソコンのOS(オペレーティングシステム)がWindows系のGUI (Graphical User Interface)なったことを表す象徴的な例題は、モニタの画面に電卓の図柄を表示し、そのボタン操作をマウスで行わせるようにしたプログラムです。モニタに表示される装置の図柄などを、英語の用語でオブジェクト(object;物)と言うようになりました。ワープロは、印刷仕上がりの体裁そのものをモニタに表示するのです。プログラミングは、これらの図柄を作図させると同時に、それを擬似的に動作させることを作文するようになりました。これがオブジェクト指向プログラミング(object-oriented programmingです。 |