英文タイピングは基本技能です。学生自身が身に付けなければなりません。英文タイピングの自習用ソフトもありますが、数ページの簡単な教材を別に準備しました。この練習画面に、メモ帳を使うことから始めます。タイピングの技能については、CTRLキーを使うショートカットキー(shortcut key)の使い方を覚えてもらいます。文字並びの材料は、新聞などから英文と和文、二種の文章を選びます。これらは、表題、要約、段落(パラグラフ;paragraph)構成が整っていることが条件です。原稿入力は、元の原稿の改行位置を無視して、連続した文字並びをタイプし、段落の切れ目で始めて改行することを覚えてもらいます。メモ帳のメニュー項目は、基本的に4つです(後の9.3節参照)。ツールバーも、アイコン表示もありません。フォントの種類は選択できます。文字のスタイルは、太字と斜体が選択できますが、上付き、下付きの字体を使うことができません。その書式メニューに「右端で折り返す」が選択できるようになっています。これを生かす設定にすると、作業画面の幅に合わせて文字並びが自動的に行末で改行されます。これを学生が覚えてもらうと、段落の持つ意味を納得してくれます。メモ帳を使うには、(*.txt)ファイルの作成と保存など、基本的なパソコン操作を知識と経験とで埋めておかなければなりません。したがって、かなり専門的ですが、丁寧な解説が必要です。 |