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9. 文章作成の実技教育 |
9.1 パソコン利用の基礎教育 |
9.1.2 教育はテキストエディタから始める |
筆者は、ある文科系の私立大学で、コンピュータプログラミングの講義と演習とを非常勤で受け持つ経験をしました。理工系の学生が対象ではありませんので、BASICやCなどのプログラミング言語を教えても、応用場面がありません。コンピュータグラフィックスを学習して作図に挑戦してもらうことは、興味を持つ学生も少なくないのですが、趣味を豊かにする絵画教室になります。一般の人がパソコンを利用する機会は、手紙などを作成するときであって、その基本技能として、テキストエディタの使い方を覚えます。そのまた基礎的な技能の最初は、キーボードの使い方の練習です。これらの事を考えて、講義と実習の目標を、インターネットのホームページの作成ができるまで、と設定しました。受講学生は、パソコンの知識レベルに幅があります。自宅にパソコンを持たない学生もいます。本人が自信を持っている場合でも、基本的な知識に穴があることが納得できるような対面授業と、演習を通した確認とが必要です。その最初は、単純なテキストエディタ、ここではメモ帳(NotePad)、の使い方の解説から始めます。 |
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