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8. 作文希望と教育指導 |
8.3 教育そのものについて |
8.3.3 教育と学習とを対で考える |
教育は、教える側と教わる側との対で成り立ちます。教育は、学ぶ側の知能や技能に合わせて、理解の手助けをすることです。教育の実践的な場面は、互いに相手の顔が見え、対話のできる環境です。学ぶ側は、参考書やテレビなどを介した自習も大切です。この方法は、教える側が参考書などを媒体として、一方的に語りかける形ですので、対話がありません。したがって、対面授業は、対話ができる環境を効果的に利用する教育方法を工夫する必要があります。学ぶ側が、どれだけ理解してくれたかを判断する一つの方法が試験(テスト)です。これは、教える側の反省材料にも使い、教育効果を判断するデータです。しかし、世間に多い各種の資格は、紙の上だけの試験です。それも殆んどが外部委託です。教える方の努力もしませんので、効率の良いビジネスモデルとして役所主導型で成長してきました。 |
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