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8. 作文希望と教育指導 |
8.1 作文の計画 |
8.1.10 文書量の目安 |
口頭で話すことも含めて、原稿を依頼するとき、また依頼されるときも、物理的に原稿量を測る目安の数値を常識として弁えておきます。文芸書は、原稿量を400字詰めの原稿用紙の枚数で言います。英文はワード数で文書量を表しますが、平均して、スペースを含めて5文字を1ワードとして計算します。科学技術文書の原稿は、ワープロなどを使ってA4用紙に書きます。1ページは詰めて書くと約2000字です。論文の発表会などで、書いた文書を口頭で読み上げる使い方をするときは、日本語文では一分間300字が普通です。400字になると相当の早口でしゃべる必要があります。現代は、どの言語も以前に比べて、相対的に早口になっています。学術論文の口頭発表では、発表時間の制限があります。上の1分間での文字数を念頭において、書き言葉の原稿量を決めます。 |
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