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6. 書物の体裁と保存 |
6.4 歴史資料の蓄積と管理 |
6.4.3 マイクロフイルムの見直しが始まった |
![]() 企業では、その企業の財産となる資料を保存します。文書情報は、保存のための場所を広く必要としますので、元の資料形体よりも保存空間を小さくできる媒体として、マイクロフイルムの利用が現状では最も信頼性が高いのです。ところが、日本では1990年代以降は廃れてしまいました。電子化媒体の利用が便利になってきたためですが、未だ歴史の試練を受けていません。時代が移って、デジタルカメラやスキャナの性能が格段に向上してきましたので、マイクロフイルムからの再現性が便利になり、利用が復活することが期待できます。図6.3は、1970年に作成しておいた筆者の教材です。 |
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