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6. 書物の体裁と保存

6.1 ページ単位の体裁設計


6.1.3 禁則処理がある

 物理的に長い文字列を行に詰めていくと、行末で文字並びを不本意に切ることになり、次の行頭への論理的な繋がりが視覚的にも乱れることが起こります。これを調整することを禁則処理と言います。等幅フォントでは行末が不揃いになります。現在のワープロソフトは、禁則処理を自動的に処理してくれるようになりました。英文では、プロポーショナルフォントが使えるようになりました。GUIの環境でワープロ作業をしていると、禁則処理の結果を確認できます。しかし、作者の方で、原稿の文字並びを調整するのが丁寧な作文態度です。例えば、段落の最後の行が「す。」で終わらないようにする、などがあります。

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