目次ページ 前ページ 次ページ |
6. 書物の体裁と保存 |
6.1 ページ単位の体裁設計 |
6.1.1 グラフィックス単位の配置設計である |
最小の文書は、用紙一枚の片面だけを使う1ページものです。普通は、複数のページで構成します。ページごとに内容も異なりますし、体裁(レイアウト)も同じにはなりません。複数のページの集合を扱い、ハードコピーにまとめて書物の体裁にすることが製本(binding)です。モニター上で見るだけの使い方(ソフトコピー)は、製本の過程がありません。ページ単位での体裁の設計で済ませます。これを、第5.3.1項、表5.1では割り付けとしました。そこでは、割り付けの別名をページレイアウトと書きました。体裁の設計作業は、文書の論理的な中身には触れず、物理的な寸法を見て、用紙の領域を幾何学的に埋めます。その要素は、文字並びと図です。このとき、ページ全体または部分を表(table)の構造にして、個別の枠ごとに要素を割り付ける方法を、第4.3節で説明しました。 |
前ページ 次ページ |