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5. 図形と字形の作成

5.3 組み版記述言語を理解する


5.3.6 言語間の翻訳ソフト

 コンピュータを擬人化し、コンピュータが理解する最終言語はマシンコードです。本質は電気信号ですが、それを文字並び、それも数字並びで表現します。二進数では字数が増え、暗号のようになりますので、字数を少なくする8進数、16進数が使われます。その文字並びでコンピュータがどのような動作をするかに、英語風の書き方を工夫したのがアセンブル言語です。コンピュータが論理的な処理をするように構文(アセンブル;assemble)するとプログラムになります。この言語は、論理的な内容を表すと言っても、日常言語の習慣とは異なります。そこで、より理解し易い英語風の構文(English-like structured language)が工夫され、それを高級言語と言うようになりました。種々の言語体系間の相互関係を理解するために翻訳が必要になり、その目的のためのプログラムが必要になります。これを翻訳ソフトと言い、その代表的なものがプログラミング言語ごとのコンパイラ(compiler)です。

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