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4. 表原稿の作成

4.4 MS-EXCELをワープロとして使う


4.4.1 表計算ソフトウエアとは

 経理や商業統計をなどの数値を扱うとき、縦横に分割した集計用紙をモデル化して、計算と共に表に作成するソフトウエアを、表計算ソフト(spreadsheet software)と言います。この原形は古くからあって、多くのソフトウエアが開発されてきました。現状ではマイクロソフト社の管理するMS-EXCELが多く利用されています。モニタの画面上に、集計用紙のように並んだ(セル)が表示されます。このセル毎にデータを入れることで表を作成することができるのが表計算ソフトの第一の特徴です。見た目をよくするために、セルの寸法や、種類を換えた罫線を使い分けることができます。重要なことは、このセルに単に数値や文字列だけでなく、代数式を裏に埋め込むことができることです。数の代わりにセル位置を指定します。ビジネス指向のソフトウエアには古典的なCOBOLがありますが、単純な経理の計算であれば、プログラミングの勉強をしなくても、EXCELの方が使い勝手がよいので、広く利用されるようになりました。筆者がMS-EXCELを個人的に利用する方法の一つは、表の内容を、テキスト形式でファイルに出力することと、そのファイルをEXCELに読み込んで表に再現することです。

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