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4. 表原稿の作成

4.1 タイプライタでの技法


4.1.3 数表は等幅フォントを使う

 数表を作る時には、幾つかの注意が必要です。整数を並べるとき、決められた枠幅に右詰めにすると、縦の欄の位取り位置が分かって、数の大小関係が見易くなります。桁数の多い数字は、手書きならば、3桁ごとに僅かのスペースを空けると更に見易くなります。しかし、活字を並べるときは、区切り記号、普通はコンマ(,)、を使います。このとき、全体文字並びに等幅フォントを使うよりも、プロポーショナルフォントを使うと、全体の字幅を狭くできます。このような体裁は、レーザプリンタが使えるようになってGUIの環境で編集ができるようになりました。しかし、数字・英字・記号を組み合わせた文字列を使うこともあります、例えば指数表示がそうです。英字Lの小文字など、幅の狭い字が混じるときは、等幅フォントで統一します。小数点を持つ実数は、小数点位置が縦に揃うように書きます。例えば、小数点以下に3桁が並ぶ数列を書くとき、データが整数であっても、小数点と、小数点以下に0を補って、枠の中で右詰めに書きます。

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