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4. 表原稿の作成 |
4.1 タイプライタでの技法 |
4.1.2 表の構造 |
表とは、表題、その見出し、枠(セル;cell) 、その中身を含めた全体です。中身の論理的構造は、順序付けられた複数のデータ要素の並びであって、こちらはリスト(list)と言います。番号をつけた箇条書きにすることは、代表的なリストの作成です。要素数は二つであって、その一つを番号または記号にして見易さを図ったものです。目次や索引は、構造的にはリストです。一続きに書くときは、論理的一行単位の文字並びです。一行内の要素間に区切り記号(delimiter)を入れます。コンマやスペースを挟む場合と、字形を持たないタブ(tab)も使います。目次や索引は、項目名とページ番号の二つの要素からなるリストです。装飾的な視線誘導に、点の並び、例えば記号文字の二点「‥」または三点「…」を間に入れることもします。これをリーダー(leader)と言います。リスト並びの区切りが改行(CR)です。要素の区切りを視覚的に区別する補助に罫線を使い、枠を描きます。ページの印刷横幅に、リストの文字並びを体裁よく収まるようにするには、原稿作成のときに工夫が必要です。 |
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