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4. 表原稿の作成 |
4.1 タイプライタでの技法 |
4.1.1 枠線付きの表は作成が難しい |
機械式の英文タイプライタを使う実技教育課程は、文章原稿の入力練習が一通り済んだ後に、応用技法として表(table)の作成を覚えてもらいます。表は、印刷上の構造として、縦・横の枠線で領域を区切ります。日本語では、罫線(けい線)と言います。常用漢字ではありません。ワープロのマニュアルで見るようになって理解しなければならなくなった専門用語です。表を英文または邦文タイプライタで作成したいとしても、実際には、縦・横の枠線を引く方法がありません。連続した横線だけならば、アンダーラインで引くことができます。近似的に文字高さの中央に連続した横線を引くときは、ハイフン(-)を使います。しかし、縦線に当てる活字がありません。邦文タイプライタでは、罫線要素の活字がありますが、縦の罫線を見た目で連続させることができません。このこともあって、英語、日本語ともに、タイプ印刷の書類は、枠線無しの表が普通に見られます。 |
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