ラインエディタで作成したデータを英文の電動タイプライタで出力させれば、事務用のタイプ作業に使うことができます。英文を作成するときは、論理的な一単位の文章文字並びに複数行を使います。文字並びの削除・挿入をする機能を持たせるには、行端で単語の長さを見て自動的に次の行に折り返すか、後ろの文字並びの繰り込みをさせます。これを、プリンタの出力機能に合わせなければなりません。モニタは、プリンタの一行文字数を確認することを目的とします。これが、第3.2.4項で紹介したテキストエディタの原形です。この処理では、文章原稿を段落(パラグラフ)単位で作成することを踏まえています。行末での改行操作をしないで、原稿文字列を連続して入力します。改行キーを入力させるのは、段落の切れ目です。Windows系のパソコンでは、アクセサリのシステムツールにメモ帳(NotePad)を使うことができます。これがテキストエディタです。モニタは、ソフトプリンタとして使います。ハードコピーは、プリンタ任せですので、モニタ上の文字列並びとは異なった印刷スタイルになります。メモ帳は、フォントの選択と行末での自動折り返し機能の選択はできますが、余分な編集機能はありません。拡張子(*.txt)の付いたテキストファイルを扱いますが、バイト並びを文字コードとみなして、ファイルの中身の確認に使うことができます。 |