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3. 原稿から印刷までの苦闘 |
3.4 書式制御の種類 |
3.4.4 論理的一行と物理的改行 |
一行に文字及び単語並びを詰めると、入りきれなくて論理的に次の行に繋ぐときの約束があります。読み易さの方から決める約束が、禁則処理です。コンピュータのプログラミング言語では、決められた文字数以内を論理的な一行に約束しますので、物理的に改行するときに継続行の約束があります。英文タイピングの技法では、長い単語が行末にくるときは、シラブル(音節)の切れ目にハイフンを入れて残りを次の行に繋ぎます。正しい位置でハイフンを入れるためには英語の素養が必要です。また、行末で空白の長さが変化して、文字詰めが不揃いになります。これを調整したいとき、均等割り付けが工夫されます。これは手作業のタイピングでは難しいのです。 |
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