目次ページ   前ページ   次ページ

3. 原稿から印刷までの苦闘

3.3 プリンタの種類と使い分け


3.3.4 ページプリンタ

 ページプリンタは、用紙1ページ単位で印刷します。原理的には、シリアルプリンタの延長ですが、行の途中で印刷を止めることをしませんので、印刷原稿をページ単位で編集しておきます。また、用紙寸法が決められています。印刷制御に、改ページがあります。ページプリンタの最初は、メインフレームで利用された大型のラインプリンタです。用紙は、ページが連続したストックフォームを使い、印刷速度を重視しましたので、一行分の活字並びをまとめて印字させる機構の装置です。文字種としては、大文字の英字・数字・記号だけであり、活字寸法は12ポイントでした。カーボンコピーも使えました。コンソールタイプライタの機能に合わせて、印刷制御の命令に改行と行送り(CR,LF)がありました。行送りをしないと、重ね打ちができ、アンダーラインを引く印刷ができました。

前ページ   次ページ