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2. 数学と算術との対立 |
2.5 実用計算の進め方の歴史 |
2.5.3 普通の電卓はレジスタを4つ使う |
普通の電卓と関数電卓とは、どちらも数値計算を簡単に実行することを目的とした演算処理装置を持っています。しかし、数値を表すときの内部表記の物理的約束が違います。それに合わせて、計算手続きも、また、モニタとして使う画面表示の文字表記も違います。一般論で言うと、コンピュータの構成は、加減乗除の計算ができるレジスタと、データを保存しておくメモリとの二種類を使い分けます。一般的な電卓は、4つの整数計算用のレジスタがあって、例えば整数計算のA=B×Cを実行させるために内部的に三つのレジスタを使い分け、残りの一つに記号のMを当て、メモリ用に使います。 |
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