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2. 数学と算術との対立 |
2.4 パソコンで使う数値表現 |
2.4.4 文字型のデータと印刷スタイル |
データ型とは、コンピュータが内部的にデータの種類を識別するときの種類です。文字型は、1文字以上の文字並びを表す約束を持ったビット並びです。英数字では1文字に8ビットを使うのが標準であって、単位をバイト(byte)と呼びます。漢字は種類が多いので、2バイト単位で文字コードを表します。文字型から整数型または実数型に変換すること、また、その逆の変換を巡って、多くの問題が発生します。これに加えて、文字型のデータを書類として表す、その文字並びのスタイル巡って、多くの約束があります。計算結果をレポートにまとめるときは、手書きに代えて印刷機(プリンタ)を使うことができれば能率が上がります。しかし、コンピュータで高速の計算ができても、この結果を高速で印刷させるラインプリンタは、汎用コンピュータのシステムで使われましたが、印刷スタイルはひどいものでした。見てくれのよい印刷が何とかできるようになったのが、ワードプロセッサの開発からです。 |
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