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6. 部材断面内の不静定問題

6.2 柱断面の核


6.2.3 パイプ断面は核の範囲が広くなる

図6.4 基本図形の核
 図6.4は、断面図形が正方形と円、それぞれ充実断面と薄肉パイプ断面の核を図示したものです。円形のパイプは、円内に圧縮力の作用点があれば、どこにも引張応力度がでません。正方形のパイプはそれに次ぎます。4脚の椅子のように隅に断面を集中させる構造は、核が四角形全断面になります。椅子の端に座っても転倒しません。
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2011」

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