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1. 引張材と圧縮材

1.3 偏心載荷を考える簡単な組み合わせ構造


1.3.2 構造力学的には一次の不静定である

 図1.7の形式で、バネ支承が2か所であれば単純支持の梁ですので、支点反力は釣り合い条件だけで計算できます。支承の数が3以上であれば、構造力学的には不静定であって、バネの弾性的な性質を考えなければ解析できません。しかし、梁の曲げ剛性が充分に大きければ、条件が簡単になります。数学的な未知数が多くても、構造力学的には一次の不静定と同じです。実用される計算では、数学的に未知数を立てて連立方程式を解くまでもありません。全体が圧縮を受ける場合と、左右逆対称の荷重の組みが作用する場合との二つを解いておいて、その重ね合わせで計算します。この計算法は、梁に軸力と曲げモーメントとを独立に作用させて応力度の分布を計算する場合(第4章)で扱います。
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2011」

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