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4. 論理演算の約束を覚える

4.2 論理演算の基礎知識


4.2.1 初等算術の教育課程にならう覚え方

 小学校で教える算術は、「1足す1は2」から始め、順を追って掛け算九九を覚え、割り算に進むことを、第2章で説明しました。論理演算も、数値計算(算術)をして演習できると具体的に理解が進みます。その道具には、パソコンのアクセサリから参照できる電卓を、関数電卓の表示モードで使うのがよいでしょう(図4.2)。市販の関数電卓は、数値計算に使うことを目的としていますので、論理演算の機能がありません。パソコンの関数電卓では、「AND,OR,XOR,NOT」の演算キーがあります。IMPがありませんが、教育利用には十分です。また数の入力でも「2進、8進、10進、16進」の選択ができます。切り替えをすることができて、同じ数を別形式で見ることができます。演算指定のNOTは、10進数以外は補数を計算してくれます。10進数の表示のときは、符合変換として動作します。

図4.2 パソコンで利用できる関数電卓の画面

科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2015」

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