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1. 数を言葉で言う | |||||
1.1 数とは何か?
1.1.2 個数のまとまりに単位を付ける 物を数(かぞ)えるとき、ごく自然に順序をつけて数を言います。最後に言う順番の数が、個数です。個数の多少を区別するときの補助に、数の大小で理解しています。個数の多い全体を言うとき、量(quality)の用語を当てます。英語では、一つ二つと数えられるものを可算名詞とし、複数ある集合をまとめて言うときに複数形にします。個数が多くなって、数え難くなるとき、何かの入れ物を補助にして、その入れ物を単位にして数えます。 | 我々が日常使っている数は、1から9までが数の区別をする基本です。日本語で言う十、百、千…(10、100、1000…)は、個数のまとまりに付ける単位の名前です。これは10進数の数え方です。しかし、6,12、60を数の区切り単位に使うこともあります。時間を区切る単位の「時・分・秒」は、24,60,60の数単位で区切ります。欧米起源のダースは12個を単位とする言い方です。さらに、12ダース(144個)をグロスとします。これより多くなるときの単位名はありません。欧米の数の数え方は、1から9までと、1から19までを区切る言い方とが混じります。桁数の多い数を言うとき、日本では1から9999までを循環的に言い、これより大きい数を4桁ごとに区切り、万・兆・京…の単位名を使います。欧米流では、1から999までの3桁ごとに区切ります。 コンピュータを使うようになって、2進数、8進数、16進数も使うようになりました。コンピュータの記憶領域の寸法を言う数の単位に、ビット、バイトの用語を使います。その上の単位にワードを決めることもありますが、1ワードを何バイトで区切るかはコンピュータのメーカーによって違いがありましたので一般に利用できる標準化には進みませんでした。 科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2011」
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