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5. オブジェクト指向データベース

5.3 写真データの目録作成と利用技法


5.3.5 ユーザが利用する方法

 一般ユーザが橋の切手を見たいときは、何かの手段でウエブサイトのアドレスを探すことから始めます。筆者の切手情報は、差し当たり中日本建設コンサルタントのホームページに載せてあります。
中日本建設コンサルタント株式会社: http://www.nakanihon.co.jp/gijyutsu/Shimada/stamp/BridgeStamps.html
何段階かのツリー構造がありますが、図 5.3に例示した目録画面が親画面です。この目録のサムネイル画像をクリックすれば、その詳細情報の画面にリンクするようになっています。図5.6は、厩橋(うまやばし: BJP123をヒットしたときの、観賞画面です。これらの表示に使う閲覧ソフトはインターネットエクスプローラ(IE)です。 IEの機能として、表示画面のプリントができますし、HTMLファイルのソーステキストも見ることができます。これとは別に、全体を HTML-Helpに編集したファイルも準備してあって、ファイル名はStampJapan.chmです。ファイルの寸法は約9 MBです。このファイルは、教育利用を考えて作成したものです。インターネットと接続していないパソコンでも閲覧できますが、閲覧ソフトにIEは必要です。このファイルをインターネットのオフライン環境で使うときは、プリンタへの出力も、またソーステキストも見ることはできません。HTML-Helpに作成する目的は、このコンパイラがソースデータとする HTMLファイルの文法エラーを指摘してくれますので、ウエブサイトに登録する前のテキストの校正用ツールとして筆者は使っています。

なお、橋の名前から切手の画像にアクセスするようにした目録の表示画面を図5.5に示しました。こちらは、切手の識別番号をクリックするように設計してあります。実は、この目録には、橋の名前が分からないデータのリストが抜けています。また、橋の切手の紹介が目的ですが、筆者の専門からの興味として、元になる切手には塔構造物も含めてありますし、天橋立のような自然地形も入れてあります。そこで、全体を通して、順に閲覧できるように、「前のページ;次のページ」のリンクを付けてあって番号順に画像を観賞できるようにしてあります(図5.5)。これは、手の込んだ作業を必要とします。
図 5.3 サムネイルを使った切手画像の目録画面


図 5.4 橋名からアクセスすることを目的としてテキスト形式で表した切手の目録画面
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2011」

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