目次ページ  前ページ 次ページ

5. オブジェクト指向データベース

5.3 写真データの目録作成と利用技法


5.3.4 二種類の画像データを編集する

 インターネットを介して、画像データを家庭のパソコンでも閲覧できるようになったのは、2000年、デジタル通信技術 ADSL (asymmetric digital subscriber line)が一般電話回線で利用できるようようになったこと、さらに、光ファイバー利用技術が普及してきた2004年以降、大きな進展が見られました。実践的なインタフェースとして、小さな画像(サムネイル)を案内表示にしておいて、それをクリックすると、大きな寸法の画像を表示させる方法です。これに対応するためには、元の画像から二種類の画像データを準備します。通信回線を介して効率的にデータを送受信し、パソコンのモニタで閲覧することを考えて、一般的な画像データを、筆者は下のようなに決めました。
  • 観賞用画像の最大横寸法:  640ピクセル以下
  • 観賞用画像の最大縦寸法:  480ピクセル以下
  • サムネイルの画像寸法 :  91×91ピクセル
A4版のレポートに使う場合、普通の写真データとしてプリントして見易い画像寸法は、キャビネ判(縦11.5×横 16.5cm)、または一回り小さめの手札版(7.5× 11 cm)です。インターネットエクスプローラの表示画面をプリンタに出力して利用することも考えて、上の最大ピクセル数を決めました。
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2011」

前ページ 次ページ