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4. データベース入門

4.2 ハードウエアとソフトウエアの要求事項


4.2.2 表計算ソフトの利用から

 会計計算は、表の形に作成して作業をすることが一つの定型ですので、パソコンのモニタ上でインタラクティブに処理できる表計算ソフトウエア(スプレッドシート:spreadsheet)の方が、COBOLでプログラミングするよりも便利になりました。代表的なものがEXCEL(エクセル)です。16ビットのパソコンを利用するときは、表の行数の最大に65Kの制限がありましたが、一般の事業所で使うには充分の機能がありました。簡単な検索機能がありますし、データの並べ替えや印刷機能も程々です。このままで、小規模のカード型のデータベース的な利用方法ができます。やや本格的なACCESSのようなデータベースを利用する場合であっても、データ作成をEXCELで作業しておいて、それをACCESSに取り込むこと(import)は普通に行われています。したがって、ACCESSなどを利用するにしても、基礎的な知識としてEXCELの使い方に慣れておくのがよいでしょう。
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2011」

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