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3. 目録の作成からデータベースへ

3.5 ファイル装置の基礎知識


3.5.5 表形式のデータを順編成ファイルで利用すること

 表の形にデータを整理してリストを作ると見易くなります。そのため、表計算を目的にしなくても、EXCELをテキストエディタやワープロのように使うと、文字位置を揃える書式制御が便利にできます。表の作成に使うデータを、エクセルの作業画面(ワークシート)を開いて直接キー操作で入力することもできますが、別にテキストファイルに作成してあるデータの読み込み処理(インポート)を併用すると、効率がよくなります。EXCELは、テキストファイルを読み書きする機能があります。そのデータ構造は、データの区切り記号(デリミタ:delimiter)にコンマ、またはタブを使い、一行の区切りに改行コードを使います。エクセルの作業画面は、行・列単位でも追加・削除・並べ変えができますので、表全体の編集作業にはテキストエディタを使うよりも機能的な処理ができます。編集が済んだワークシートは、テキストファイルに書き出して(エクスポート)、別の処理に使うことができます。
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2011」

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