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2. 文字処理と英語用語の理解

2.7 データベース作成の前段階


2.7.1 目録作成は書籍だけに限らないこと

 目録とは、何かの複数の実体が別にあって、その大まかな構成内訳を書き出したものを言い、種々の場面で使われます。英語では、list, catalogue, inventory, indexを使います。箇条書きの書式に作成することが多く、番号や分類など付け加えて表の形にし、見易くする工夫もします。書物単体の作成では、本文以外に目次と索引を作ることがその書物単位内の目録作成に当たります。複数の書籍や文献の目録は、データベースの原稿の性格があります。書籍以外の実体についても、目録作成からデータベース化をする方へも発展しています。具体的には何かの商品カタログの作成がそうです。カタログは、説明文章だけでは実体の情報が分かりませんので、写真や図を使い、実体本体、または実用にも使える程度のコピーが得られるように、紹介する手段が必要です。これはパソコンのグラフィックス機能が便利になったことで可能になってきました。これがオブジェクト指向データベースに繋がります。この場合でも、内容説明の文章は必要ですので、標準的なデータベース作成に、グラフィックス情報を追加する形になります。
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2011」

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