対話の基調 |
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自分をさす言葉 |
- 男女を問わず「わたし」を標準の形とする。「わたくし」は、あらたまった場合の用語とする。
- 女性の発音では、「あたくし」、「あたし」もあり得る。男子学生の用語の「ぼく」は 使わない。また「自分」も、使わない。
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相手をさす言葉 |
- 「あなた」を標準とする。複数の相手には「あなた方」が適当である。「諸君」は、あまり使わない方が良い。
- 「きみ」「ぼく」「おれ」「おまえ」の表現は、親しい間がらだけの用語である。
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敬称 |
- 「さん」を標準の形とする。「さま(様)」は、あらたまった場合の形で、主として手紙の宛名に使う。
- 「氏」は書き言葉用に使う。
- 「くん(君)」は、男子学生の用語で、それに準じて若い人に対して用いるが、なるべくなら、「さん」を用いる。国会や、学術講演会などで使うのは特殊な例である。
- 職業上の地位を表す「先生」、「局長」、「課長」、「専務」などに「さん」をつけて呼ばない。
- 「たち」は、例えば「わたしたち」と云う様に、自分のほうにつけてよいが、「あなたたち」は失礼になる。
- 「ら」は書き言葉であって、「A氏、B氏、C氏ら」の様に使って良い。
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お」、「ご」 の使い方 |
- 相手の物事を表す場合で、それを訳すと「あなたの・・・・」と云う意味になる場合。例えば「お帽子」「ご意見」など。
- 眞の尊敬の意を表す場合。例えば、「先生のお話」「先生のご出席」など。
- 慣用が固定している場合。例えば、「おはよう」「おかず」「ごはん」「おいでになる」(すべて「お・・・・になる」の型。
- 自分の物事ではあるが、相手に対する物事で、ある関係上それをつけることが慣用となっている場合。例えば、「お手紙」「ご返事」をさしあげる、「お願い」「お礼」「ご遠慮」「ご報告いたします」など。
- 「れる」「られる」と重複するのは省く。例えば「(ご)調査された」「(ご)卒業された」は、単に「調査された」「卒業された」または「ご調査になった」「ご卒業になった」が正しい。
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動詞の敬語法 |
- 「れる」「られる」をつける。例えば、「書く」「受ける」を、「書かれる」「受けられる」とする。ただし、受け身の言い方とまぎらわしいので、書き言葉には使わない。
- 「お・・・・になる」の型。例えば、「お書きになる」「お受けになる」とする。ただし、「お・・・・になられる」という必要はない。
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形容詞と「です」 |
- 形容詞の結び方で、「大きいです」「小さいです」などの形は認められている。
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