原稿(manuscript)、編集(editing)、校正(proof reading)、印刷(printing)、出版(publishing)
ページデザイン:ページレイアウト:組方指定:組版指定、活字(type)、植字:文選:採字(typesetting)
組版(composition)、割り付け、レイアウト、装丁(book design)、綴じ(binding)
版面、余白:マージン(margin)、仕上げ代
用紙寸法から、仕上げ代・綴じ代を見込み、周囲に余白を設けた内側が版面である。ただし、余白部分に、ノンブル、柱、傍注などが入る。
偶数ページ、奇数ページ(even or:odd numbered page)、右ページ、左ページ(right or:left-hand page
縦書きの和文と欧文とでは、綴じが右綴じと左綴じのように異なるので、偶数ページ、奇数ページに配置が異なることに注意する。奇数ページが表紙と同じ向きである。
見開き(spread、double pages)
向かい合う偶数ページ、奇数ページの一対を言い、互いに相手側のページを対向ページと言う。見開きの綴じの部分の余白をノド、反対側を小口(こぐち)、上を天、下側を罫下(けした)と言う。
改丁:奇数起こし:別丁起こし、改ページ:別ページ起こし
どちらも、ページを新しくして版を組み始めること。改丁は、新しく奇数ページから始め、もし前のページが奇数で終わっていても、偶数ページを空白のままにする。章や編の始めは改丁するのが原則である。
ノンブル
ページ番号のことであって、フランス語で番号の意味。
二段組み、三段組み(two columns, three columns)、改段、段替え(new column)
一行の文字数は、和文では50字、欧文では100文字を越えないのが良いとされる。そのとき、ページを二段、三段に分割する。節や項が新しくなるときに段を変える。段落(paragraph)とは意味が異なることに注意する。
改行、行替え、別行、自動改行、強制改行(newline, CR)
原稿を組版に落とすとき、指定の行長に合わせて文字を詰めていくので、原稿にある改行方法は原則として無視される。段落や、章・節・項の区切り、箇条書きなどでは、改行を正しく指定する必要があるので、これを強制改行と呼ぶ。指定の方法はソフトウェア的に行なわれる。
インデント(indent):字下げ、字下がり、引っ込み
章、節の書き出し、段落の始まり、箇条書きの折返し、数式など、行頭で標準字詰めより引っ込めて書き出すことをインデントと言う。和文の書き出しでは1字分引っ込める。欧文では種々の方法があるが、タイプライタでは5文字分が普通である。段落(paragraph)の構成を重要に考える科学技術論文では、段落の区切りに1行の空白行を入れ、段落の書き出しに字下げを行なわない方式もある。
ラグ組み、ラギッド(ragged,unjustified)
行頭または行末を揃えずに組む形式をラグ組と言う。この場合、語間(word space)を一定にする。この組み方には3通りある。用語としては、同義のセンタリング、フラッシュレフト(左揃え)、フラッシュライト(右揃え)の方も使われる。
ウイドウ(widow)とオーファン(orphan)
段落の最後の行が1ワードまたは、行長の1/3に満たない長さであるとき、これをウイドウワードと言う。また、段落の最後の一行が別のページになるとき、ウイドウラインと言う。いずれも、みっともないので、このような組み方にならないようにする。特に、ウイドウワードが次のページに送りだされるとき、オーファンといい、絶対にさけるべきである、とされている。
オックスフォードルール(Oxfordrule)
正式には"Hart'sRuleforCompositorsandReadersattheUniversityPressofOxford"と言う。ダヴィッド社から翻訳が出版されている。英語圏の表記・組版の原典とされ、日本の和欧文組版に参考にされている。
シカゴルール(Chicago Rule)
シカゴ大学出版局の組版ルール"TheChicagoManualofStyle."米語圏の表記・組版の基準となっている。