ワードプロセッサで文書を表示するとき、文字データの並びに制御文字を埋め込んで、それを判断しています。この制御文字はモニタ上には表示されず、この制御の結果がモニタ上に反映されます。したがって、ワードプロセッサに利用される文書データの制御方式はソフトウェア毎に固有です。そのため、文書を作成したのと違うワードプロセッサではファイルが読めなくなります。これは、同じ製品名のワードプロセッサでも、バージョンが異なると利用できなくなる、といった悲喜劇も起こります。そこで、書式制御の方式もテキスト形式で埋め込むようなファイル形式が考えられるようになりました。次節はこの説明です。