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B3.2 特殊な印刷用語を理解する

 ワードプロセッサの作業画面のツールバーは、先のテキストエディタのツールバーと比較すると、書式制御のメニューが大幅に増えています。ワードプロセッサを使う場合にはこれらの名称と機能の理解が必要です。タイプライタを使ってビジネス文書などを作成していた時代、タイプライタ装置と関連して、タイピストが使う専門用語がありました。上の項で挙げた左揃えなどの用語がそうです。このほかに、行右端での自動折り返し(英文ではワードラップword wrap)などの機能があります。以前は印刷屋さんが使う専門用語でしたが、ワードプロセッサの利用では一般ユーザも理解が必要になりました。例えば、活字の寸法を表わすポイント、字形デザイン(フォント)の種類、段落、罫線(ケイ)、全角・半角・倍角などです。日本語の印刷では、禁則処理があります。この処理は、植字工が行う技術でしたが、ワードプロセッサが自動的に処理してくれます。この他の強力な機能に、文章校正があります。特に英語の場合にはスペルチェックが役に立ちます。


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