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Step ExB3. ワードプロセッサの使い方


B3.1 テキストエディタとの違い

 ワードプロセッサとは、印刷装置に何が使えるかに合わせて、書式(format)と体裁(style)が制御ができるようにした編集用のソフトウェアです。ここでの演習は、前のStep2で作成したテキストファイルをワードプロセッサに読込んで、書式と体裁を整えることです。日本語では縦書きの体裁もできます。演習では、マイクロソフト社のMs-Wordを使います。このソフトウェアは、WindowsのOSとは別個にOfficeシリーズの一部として購入させられます。この作業画面を下に例示しました。ワードパッドの画面よりも体裁を整える機能が増えています。先の2.1項で例示したテキストをWordに読み込んで、体裁を整えるには、用紙寸法を考えて、印刷したときの文字寸法や並びに調整を加えることです。ここでは、表題の文字を大きく、太字にして中央揃えにしました。章・節・項の見出しも工夫してあります。文章は段落の考え方に沿うようにしました。印刷に出す前に、仕上がり具合をほぼ原寸でモニタ画面に表示できると便利です。これが「見たままで印刷できる」の意義の省略語 WYSIWYG(what you see is what you get)です。書式を加えた原稿は、Word文書として(*.doc)の拡張子で、一旦ファイルに保存します。このファイルは、書式情報がバイナリ形式で書き込まれていますので、メモ帳で開いても書式データを見ることはできません。



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