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B2.3 アスキーファイル

 テキストエディタは、プログラミングのソースコードを作成するときに必須のソフトウェアですので、昔から種々の製品があり、また、用途によってカスタマイズされていることもあります。ファイル名の拡張子には種々ありますが、中身が文字データだけになっているファイル形式が多く使われています。もともとは、英文タイプライタで使う英字・数字・記号、空白と改行だけの文書を編集することを目的としましたので、特に英文だけを対象としたファイルをアスキーファイル(ASCII file)と言います。これは、日本語も記録するテキストファイルとは区別します。アスキーファイルは全世界共通に読めますが、テキストファイルは言語環境に依存します。インターネットで交信する情報は、原則としてアスキーコードを使います。現在のテキストエディタは日本語も表示できますが、これはシステムが日本語環境を扱えるようにしてあるためです。日本語の文字コード系も種類がありますので、言語仕様の異なるパソコンのテキストエディタを使った日本語文書は、文字化けを起こして正しく読めないことも起こります。このこともあって、演習に使う文書に、英文と日本語の二種類を課題にしました。


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