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B2.2 ワードパッドプログラム

 前項のメモ帳は、非常に単純な編集機能を備えたプログラムですので、草稿の大きさとして32KB以内の制限があります。日本語原稿で、一ページに50文字詰め50行で作成すると、1ページ当たり5KBになりますので、7ページ前後の文書原稿しか扱えません。ワードパッド(実行形式はWordpad.exe)は、この文字数制限がありません。寸法が大きいテキスト形式のファイルをメモ帳で開こうとすると、ワードパッドで開くように変更してくれます。

 メモ帳で扱う、テキスト原稿のファイル(*.txt)には書式指定を含ませることができません。ノートバッドで扱うファイルは、書式情報をふくませることができますので、そのファイルの拡張子は(.doc)を使います。書式とは、モニタやプリンタに文書を表示するときの指示事項です。メモ帳でも簡単な書式指定ができますが、それは表示に使う機能ですので、モニタとプリンタとでは同じ仕上がり(WYSIWYG)にはなりません。

 下の図は、ワードパッドの作業画面を例示しました。メニュー項目が増えていることをメモ帳の画面と比較して確認して下さい。また、ツールバーと書式バーも表示してあります。メモ帳では、ツールバーも書式バーも表示できません。これが無くても、メニューバーから機能を選べますが、ツールバーや書式バーがあると、作業が楽になります。



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