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4. 画像を含める印刷

4.3 画像の実用的な寸法


4.3.2 Webに使う画像寸法

 従来、印刷物に写真を使うとき、同じ写真を、寸法を変えるなどの処理も含め、複数の箇所で引用することを、ほとんどしませんでした。画像データをデジタル化できるようになって、表示媒体が多様になり、それらに合わせる電子化処理が便利になりました。しかし、場面ごとに個別の処理をする面倒さを省くことも試みられるようになりました。大量の画像データからサムネイルを作成するとき、まとめてバッチ処理をすることがその一例です。画像をハガキ大のプリントに作り直してカード管理を提案すること、デジタル化して使うデータのピクセル数を、上の項で説明したように、2種類を提案したのもそうです。A4版のレポートの中で引用するときが、画像の個別処理の最終段階です。この報文で使った画像は、ほぼ名刺版の寸法に作り直してあります。このレポート形式を webで発信することもします。そのときに利用するデジタル画像は、レポート用に寸法を調整した、そのままを使うことにして、改めて別の寸法に変更する処理を省きます。また、画像のモニタ上の配置は、画像位置を左に置き、文字並びを右に回りこませるようにしました。(第4.2.6項参照)

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