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4. 画像を含める印刷

4.3 画像の実用的な寸法


4.3.3 画像データベースの印刷スタイル

 データベースは、探したいキーワードによる検索の過程を経て、モニタに結果を表示する一過性の利用が普通です。紙の形でプリントして手元に残したいこともあります。そのときは、結果の項目数として 100件以内、プリントの枚数にしても20ページ以内に抑えると使い易くなります。商品カタログに見るような、小さな画像を含めると丁寧です。しかし、出版物にして販売利益を得る目的で編集することは、ほとんどありません。橋を話題とするデータベースでは、必ずしもすべての件数に画像を必要とはしません。橋は地域密着型の構造物ですので、全国の橋のデータを一つの巨大なデータベースに組み上げておくよりも、例えば、都道府県単位に分けた分散型のデータ管理にする方が勝ります。また、複数の都道府県を縦貫する鉄道、道路、さらには河川筋に沿った橋のリストが欲しい、などの要望もでてきます。これらの要望には、プリントの形でも得られるように結果を目録形式にまとめ、その目録の索引を作っておきます。それを利用するとき、モニタ上の一過性の表示と、ダウンロードして印刷するときの用紙上のレイアウトをほぼ同じになるように設計します、印刷スタイルを二段組みにすると、ページの利用効率が上がります。しかし、webを介してHTML文書を閲覧するときは、一段組みのレイアウトになります。ユーザ側でダウンロードするときの負担を少なくする気配りが必要です。次ページに例示したリストは、愛知県のフォルダに収めた資料からの抜粋です。

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