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4. 画像を含める印刷

4.2 ワープロを使う原稿作成


4.2.6 ワープロファイルの肥大化が起こる

 ワープロのファイル寸法は、テキストファイルの寸法よりも大きくなります。これは、書式の情報を必要とするからです。画像を挿入すると、さらにファイル寸法が大きくなります。図の幾何学的な寸法は、ワープロの作業画面上で変更して小さくできます。しかし、元の図が大きいとき、そのデータは内部でそのまま保存されていて、表示に使っている小さな図のデータが新しく作られて追加されます。大きな図を作業用として取り込むと、ワープロのファイル寸法が肥大化します。したがって、あらかじめ、用紙上の画像寸法に合わせたデータを使うようにします。寸法合わせを前もって定量的に制御することは難しいので、筆者は次のような方法を使っています。図を含むワープロの完成原稿を、ファイルメニューの「名前を付けて保存」をクリックし、ファイルの種類を「 webページ」にします。そうすると、識別子が(*.htm)に変わった同名のファイルが作成されます。同時に、同名で、「…files」のフォルダが作られ、そこに元の図形のファイルと、縮小した図形のファイルの両方がリンク用ファイルとして含まれます。縮小された図形ファイルの方を別の作業用フォルダにコピーしておいて、改めてこの図形ファイルの方の図をワープロ原稿の図に上書きします。そうすると、ワープロのファイル寸法を小さくできます。作業用のフォルダに在る図は、HTML形式のファイルの添付用に使います。

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