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4. 画像を含める印刷

4.2 ワープロを使う原稿作成


4.2.3 エクセルをワープロとして使うとき

 エクセルでは、表枠をモニタの作業画面(ワークシート)に表示しておいて、表の構成単位のセルごとに文字データを入力します。ただし画像はセル内にはめ込む表示ができないことに注意します。セル内に文字並びを挿入するとき、文字数が多く、セルの横幅寸法に入らないときの扱いが二通りあります、セル内で折り返して複数行に表示するか、右隣のセル位置に文字列を伸ばして上書きするか、の選択です。複数行に文字列が並ぶと、行の追加分がセル高さを増やします。他のセルでは余分な空白行が追加され、ページ全体から見ると、無駄な行が増えます。右隣のセルに文字列を伸ばすとき、そのセルに文字データがあると、そちらの文字の方が優先しますので、前のセルの、後半の文字が見えなくなります。このとき、空白文字も機能します。この機能を理解しておくと、二番目以降の任意セル位置から文字並びを書き始めるレイアウトができます。タブを使わないで擬似的に文字グループのインデントができます。なお、タブは、セル内で使うことができない文字コードです。印刷のときに、枠線を描かない指定をすると、ワープロで作成した文書と同じスタイルが得られます。

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