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4. 画像を含める印刷

4.2 ワープロを使う原稿作成


4.2.2 原稿は表の集合でまとめている

 ワープロとエクセルとは、印刷レイアウトを確認しながら編集作業ができます。作業単位を章別にすることが普通ですし、この単位でファイルにまとめます。編集作業は、文字も画像も、矩形図形の集合として扱います。矩形の大きさは種々あります。割付は、寸法違いの矩形を、用紙領域に平面的に詰め込む作業です。あらかじめ定形化した表枠の寸法を決めておいて、個別に文字や画像をはめ込みます。見える線で枠を囲うと、具体的な表 (table)として見えます。ワープロは、枠線を描きませんが、表の考え方を使っていることを理解しておくとよいでしょう。用紙の縁回りの空白も、枠扱いです。「ヘッダー・フッター・ページ数」の文字記入位置も、枠を決めます。枠の横寸法は、レイアウトの設計として決めておきますが、高さは挿入する図形に合わせて自動的に変わります。エクセルは、最初から作業画面(ワークシート)に表を描いてあります。印刷のときに、表枠を描かない指定ができますので、擬似的にワープロとして利用することができます。

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