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3. 画像処理の理解が必要

3.3 画像の観察と眼の機能


3.3.6 さらに小さな画像はアイコン化する

 パソコンのOS(オペレーティングシステム)がWindows方式に変ったことで、通称で言うWindowの図形が作業用の単位になりました。その図形は、上段からタイトルバーメニューバー作業用領域の3構成が基本です。タイトルバーには、ファイル名、画面の標準的な処理としての拡大・縮小、そしてファイルを閉じる目的のアイコンを含みます。メニューバーには、文字並びで作業種別を示す文字メニューを横に並べ、プルダウンメニューで、より下位のメニューを選択します。しかし、文字並びの表示は、文字数が不揃いですし、行方向に文字数分の幅を取ります。そこで、ツールバーをオプションで追加できるようにし、そこにアイコン(icon)、追加メニュー、説明などを表示し、それらをクリックすることで元の文字メニューをクリックすることと同じ処理ができるようにします。そのアイコンの画像は16×16ピクセルであって、ほぼ漢字1字分の図形面積です。もう少し中身が分かるように固有のアイコンをデザインすることがあります。それは32×32ピクセルです。デスクトップに表示する使い方をしています。これらのアイコンは、ファイルの種別を区別することに使うことが主目的です。ファイル名の拡張子と同じような機能を持たせていて、そのファイルを利用するソフトウエアに関連を付けます。例えば、エクセル、ワープロのアイコンは、バージョン違いで、図柄を変えています。これらの小さな画像は、サムネイルの作成目的とは異なります。

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