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3. 画像処理の理解が必要 |
3.2 画像の物理的な特徴を理解する |
3.2.3 デジタルスキャナーを使う |
デジタルスキャナーは、 CCD素子の集合を線状に並べた受光装置を使います。その線方向と直角方向に受光部分を相対的に移動(スキャン)させて平面的な図形データを取り込みます。コンビニエンスストアで見かけるコピー機は、デジタルプリンタと一体化した製品です。ファクシミリも同じです。画像のデジタルデータをコンピュータに取り込むには、専用のスキャナを使います。このときに、解像度を300 DPIのように指定できます。郵便切手は、非常に精細な画質で印刷されていますので、拡大して図柄の鑑賞に使うときは600 DPI程度でデータを取り込みます。写真のネガフィルムからデジタル化するときは、一桁大きな解像度で利用します。逆に、ポスターのような大きな寸法のグラフィックスアートは、個人的な鑑賞利用ならば、150 DPI程度で取り込んで、データ量を節約します。 |
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