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3. 画像処理の理解が必要

3.1 文字も画像データである


3.1.6 画像の寸法とメモリの寸法

 表3.1は、眼で見て読むとき、字形の粗密に関係する、種々の解像度が比較できるようまとめたものです。文字に代えて画像を表示する使い方をするとき、グラフィックスディスプレイと言いました。そこに表示する画像データは、以前の高解像度のモニタで表示することを考えて、最大、640×480ドットで準備します。そのため、このドット数以内で作業用画像データを保存しておくことが一つの標準になりました。

表3.1 種々の解像度指標

装置など

解像度(DPI)、分解能な

備  考

人の眼

300 DPI

1 mm幅で12本の細線を識別

活字のフォント

72ポイント/インチ

実用する文字寸法は10〜12ポイント

アナログビデオディスプレイ

ブラウン管を使っていた時代

半角文字で横 40字,縦10行が限界

初期の高解像度モニタ

≒50 DPI

640×480ピクセル

高画質のモニタ

≒100 DPI

1024×768ピクセル

漢字のドット文字デザイン

16×16 dot、24×24 dot

 

ドットインパクトプリンタ

150〜180 DPI

 

インクジェットプリンタ

300〜1200 DPI

 

レーザープリンタ

600〜2400 PI

普通に使う場合は 600 DPI

CCD素子

  縦×横の画素数で精細度を言います

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